車を買取業者に査定してもらう場合に、やはり気になるのは比較や評判ですよね。
インターネット上の掲示板やブログなどに、様々な評判や噂が書き込まれているのを目にすることがあります。
A社の査定は120万円だったのに、B社の査定は100万円だったから、B社は高額査定してくれない?
C社はとても話の上手い担当者だったけど、D社の担当者は無愛想で必要な事以外話さなかったからD社は印象が悪い?
大手の買取店の多くが全国に支店を持ち、複数の社員を抱えていますので、様々なタイプの営業マンがいます。商店街のおじさんのように、毎回必ず同じ人という訳ではありません。
それに我々利用者も、どんな担当者と相性が良いかは人それぞれですので、熱血営業マンが好きな人もいれば、クールな営業マンと相性のよい人もいるでしょう。
また仮にA社とB社の査定時期が数ヶ月ずれていたとしたら、例え20万円の違いがあろうと、その評判は車の相場の知識が無い素人の書き込みだと判断できます。
上記のような噂だけで買取店を選んでしまうのは、売る側にとっても比較対象が減ってしまい、不利益なことになります。
中古車の価格には定価がありませんから、例え同時期の査定でも車種や状態にもよりますが、担当者の査定次第で10万円〜20万円変わるのも事実です。
ただその10万円〜20万円は、担当者が自分のポケットに入れるつもりで出し惜しみしていた訳ではありません。
相場よりも高く買えば、お店の利益からその10万円〜20万円が減らされたことになるのです。
車の買取業者は、お客さんから買った車を、オークションや自社販売で売って利益を出しています。
ですから、相応の価格で車を買えば儲かるのです。これは下取りに出した場合も同じです。
しかし車は高額商品ですので、1人の担当者が月に買える量は限られていますし、プロと言えども相場を予測するのはそれほど簡単なものではありません。
しかも、最近の買取店はライバルも多く価格競争も激しいですから、毎回相応な価格で買取できるとは限らないのです。
上記のように10万円〜20万円プラスする事が本当に相場の限界付近であれば、赤字覚悟の金額であるかもしれませんし、実際に赤字で売られていく場合だってあります。
やはり売る側からすれば、複数社の買取査定を受けて、上記の様なギリギリまで高額査定を出してくれる相性の良い担当者を探すしかありません。
わざわざ複数社の買取査定を受けるてまで売るのは、他で売るよりも高く安全に買取してもらうことが一番の理由ですから、これからも買取店営業マンの高価買取合戦は続くかもしれませんね。